ただ英語圏に留学すれば英会話が身に付く、というのは、少し違います。確かに英語を使わざるを得ない状況もありますが、留学しても実際日常生活で求められる会話はそんなに多くはないのです。買物は無言でもできます。電車のチケットの自動で買えるし、語学学校でも授業中ほぼ発言せず、ノートだけとって終わることもできるのです。
では、どうしたら留学生活をより実りあるものにできるでしょうか。せっかく時間とお金を使って留学するのですから、できるだけ英会話ができるようになりたいものです。
それには、まず、留学前の準備が大事です。道の聞き方や、店内でものの場所を尋ねる言い方など、一日をイメージして使いそうなフレーズは暗記して、口慣らししておきましょう。そして実際、留学先で積極的に使うことが大事です。使わなければ、練習になりません。もし相手の返答がわからなくても、怖がらずに何度も聞き直す等積極的な姿勢が大事です。
次に、自分について、自分好きなことについて英語で話せるようにしておきましょう。興味のないことは日本語でだって多くは話せません。好きなトピックを決めておいて、留学先でその話をするようにしましょう。
最後に、留学先の学校で積極的に話すのはもちろんですが、ホームステイ先のホストファミリーや、近所の人、店の店員などネイティブスピーカーと積極的に会話をしましょう。語学学校のクラスメイトは同じ英語を学ぶ仲間として仲良くなりやすいですが、彼らとのたどたどしい英会話で満足してはいけません。ネイティブとの会話で自分の英語がどの程度通用するのか常に試してみるといいと思います。
(M.I 女性 30歳)