1994~2004年まで放送されたドラマフレンズ(FRIENDS)の先駆けとなった「となりのサインフェルド」をご存知でしょうか。「となりのサインフェルド」のサインフェルド役のジェリー・サインフェルドは、同じく米国コメディアンのラリー・デイビッドと組み脚本、そして自身の役を演じ、多数のエミー賞、ゴールデングローブ賞、ピープルズ・チョイス・アワードを受賞しました。私生活を優先にしたいという理由から、惜しまれながら最終回を迎えた「となりのサインフェルド」ですが、今回は彼の手がける「Comedians in Cars Getting Coffee」のオバマ元大統領出演回で英語を勉強しましょう。
オバマ元大統領の朝の過ごし方
Seinfeld: How do you get up? You need an alarm? Or... (どうやって起きるの?アラームが必要?それとも、、) Obama: Somebody calls me. (誰かが電話してくれるんだ。) Seinfeld: You get a wake-up call. (モーニングコールをもらうの?) Obama: Yeah, why not? (うん、もらってはいけない理由はないだろ?) Seinfeld: Get out of bed.. (ベットから出て、、) Obama: brush my teeth, shave, put on some workout clothes, I go up, workout.. (歯磨きして、ひげをそって、運動着を着て、上に行って、運動する。) Seinfeld: Shave then work out. (ひげを剃って、運動するのか。) Obama: Yeah, I believe in shaving before the workout. (うん、運動前にひげを剃るのがいいと思ってる。) Seinfeld: Okay. (分かった。) Obama: Because that’s how I do it and I don’t really need a reason. (それが私のやり方で、あまり理由はいらない。) Seinfeld: I see. (なるほど。)
【単語解説】
Wake-up callーホテルなどの朝起きることを知らせる電話のこと
任期中、どんなに多忙であっても毎朝欠かさず運動を必ずするようにしていたオバマ元大統領ですが、ひげを剃る順番も決めていたとはなかなか興味深いですね。ちなみにホワイトハウスには様々な部屋があることをご存知でしょうか。Business Insiderによると、三階には1990年代以降は元々ゲストルームであったところが今ではジムとなり、大統領とその家族が一日中好きな時に運動ができるようになっているそうです。
大統領になったときの心境
Seinfeld: How far can you wander around up there in your underwear? How far can you get before there’s like people and it’s not cool. (そこでは下着でどれくらい遠くまで歩き回れるの?人がいて下着でいるとかっこ悪くなるまでどれくらい遠くまでいける?) Obama: It’s not cool generally wandering around in my underwear. (一般的に下着だけで歩き回ること自体がかっこ悪い。) Seinfeld: Can you really get a good night’s (sleep) isn’t this like night at the museum when you go to sleep here? (本当にきちんと夜寝ることができる?博物館で寝る感じじゃない?) Obama: First night was. Of all the jarring elements of first being elected president, you know, you get the inauguration, and there’re two million people, and there’re parades and there’s this and there’s that. All the hoopla. The thing that does really does get to you is, after all, that’s over, and it’s the first night, and you’re sleeping.. in… the white house. (最初の夜はそうだったな。最初に大統領に選ばれたときの全ての不快な要素、わかるだろ、就任式に200万人の人、それにパレードにあれこれある。あの全部の大騒ぎだ。動揺させられるのはそれらすべてが終わった後だ。そして最初の夜に、、自分はホワイトハウスの中で寝てるのだと気づくんだ。) Seinfeld: Right. (そうだよな。) Obama: It’s not like a hotel room. (ホテルとは違うんだ。) Seinfeld: Right. (だな。) Obama: So, you’re looking around and thinking, what the hell is this? Right? (で周りを見渡して、「これは一体全体何なんだ?」と思うんだ。そうなるだろ?) Seinfeld: Yeah night at the museum. (そうだな、博物館で過ごす夜だ。)
【単語・フレーズ解説】
Wander around ー(目的なく)歩き回る
Jarring elements ー不快な要素
Inaugurationー就任式
Hooplaー大騒ぎ
Get to youー(あなたを)動揺させるもの
宿泊施設付きの博物館もあるそうですが、ホワイトハウスの大きさはまるで博物館のようなのでしょう。オバマ元大統領でも自分がホワイトハウスで過ごすことが信じられないと感じられる瞬間があったというお話は、なんとも庶民的で親近感がもて、人気の理由が垣間見えますね。
ホワイトハウスの設備
Seinfeld: Can you adjust the temperature in here at all? Is there a thermostat, have you ever touched a thermostat in here? (ここの中から気温の調節は全然できるの?サーモスタットとかある?今までこの中でサーモスタット触ったことある?) Obama: No (いや。) Seinfeld: Oh cool. (そうなんだ、いいね。) Obama: I make a call. (私は電話をかける。) Seinfeld: You make a call. (あなたは電話をかけるのか。)
【単語・フレーズ解説】
thermostat ーサーモスタット・温度の自動調整装置
Make a callー電話をする
室温の調節をするために電話をかけるオバマ大統領にサインフェルド氏は遠慮なく苦笑しています。それをみてほほ笑むオバマ元大統領とのなんともいえないやりとりが、視聴者をほっこりさせてくれますね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回はスタンドアップコメディアン、俳優、ライター、プロデューサー、そしてディレクターを務める天才ユダヤ系アメリカ人のジェリー・サインフェルド氏の大人気コメディ番組「Comedians in Cars Getting Coffee」で英語を勉強しました。次回の記事ではサインフェルド氏がオバマ元大統領に「政治をスポーツに例えると」や「政治家にはどんな人が多いのか」などオバマ元大統領と信じられないほどカジュアルにコーヒーをすすりながら面白おかしく話し合う姿を追いながら英語を勉強します。ぜひ、参考にしてみてください。
【参照サイト】
https://media.netflix.com/ja/press-releases/jerry-seinfeld-brings-his-comedy-to-netflix-2
https://www.businessinsider.com/white-house-facts-rooms-2018-2#music-room-1