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ドラマや映画のおかげで有名になった英語を学ぼう!

日本でもドラマや映画のおかげで、人気になる言葉がありますよね。それは英語も同じ。私たちが知っているほど、超有名海外ドラマや映画も例外ではありません。例えば、「ブレイキング・バッド」もドラマのおかげで有名になった熟語ですが、あなたは意味をご存じでしょうか?今回は、ドラマ・映画のおかげで有名になった英語を学びましょう!

Breaking Bad

今記事に最もふさわしいのが「ブレイキング・バッド」です。高校の化学教師ウォルターが、がん発見をきっかけに、人生を大きく変える麻薬密造へと手を染める傑作中の傑作。この作品は、歴史上もっとも面白い海外ドラマとも称されます(本当に面白い!)が、そのタイトルの意味はご存じでしょうか?

実は、Breaking Badの意味はネイティブも知りませんでした。まさに、この海外ドラマのおかげで有名になった熟語なのです。気になるto break badの意味は、「しきたりや慣習に歯向かう」や「大騒ぎする」などなど。

模範的なウォルター先生が、麻薬密造という反社会的な行為を、自分自身で行うことからタイトルになっているのかもしれません。

Mad Men

「マッドメン」はご存じでしょうか?2007年から2015年にかけて放送された大ヒット海外ドラマで、舞台は1960年代の広告業界です。エミー賞やゴールデングローブ賞などで、数多くの賞を受賞しています。

そんなMad Menの意味は、なかなか面白いですよ。Cambridge Dictionaryで調べてみると、以下のような結果が表示されます。

a man who behaves in a very strange and uncontrolled or dangerous way
奇妙で自制心を失った、もしくは危険な行動をする男性
出典:Cambridge Dictionary

簡単に言えば、狂人やおかしな人のような意味ですね。では、海外ドラマ「マッドメン」も同じような意味で使われているのでしょうか?実は、ドラマ「マッドメン」は異なる意味で使用されています。

ドラマの舞台は、ニューヨークのマディソン・アヴェニュー。マディソン・アベニューは大手広告代理店の本社が多く、ここで働く広告代理店の人々は、自らのことをMad Menと呼んだのです。つまり、ドラマでは「マディソン・アベニューで働く人々」のことを示しています。

House of Cards

ネットフリックスで放送されている大人気海外ドラマ「ハウス・オブ・カード 野望の階段」。アメリカのホワイトハウスを舞台にした政治系サスペンスドラマで、ネット配信ドラマシリーズでは初となるプライムタイム・エミー賞を受賞しています。

主演のケヴィン・スペイシーが残念な形で、ドラマから退場しましたが、全シーズンを通じて世界中の人々を魅了したドラマです。そんなHouse of Cardsを直訳すると「カード/トランプで組み立てた家」となります。転じて、これは「崩れやすい家」や「壊れやすい家」という意味になるのです。

また、Houseには「議会」や「議員」という意味もあることに要注目。

Full House

1987年から1995年まで放送された、世界的人気を博すドラマ「フルハウス」。「フルハウス」はあまりにも有名で、英語学習にぴったりと称されるため、一度は観たことのある方が多いでしょう。

そんなFull Houseの意味はご存じでしょうか?まず思いつくのが、ポーカー用語である「フルハウス」ですよね。でも、ドラマの内容を考えると、ポーカーの「フルハウス」はふさわしくないかもしれません。

Full Houseを直訳すると「満員の家」、つまりこれは「満員の劇場/会場」という意味になるのです。主人公であるタナー家には、数多くの人が住んでいることから、フルハウスがタイトルになったのかもしれません。

The West Wing

1999年から2006年にかけて放送された「ザ・ホワイトハウス」。エミー賞で数多くの記録を樹立し、最優秀作品賞を4年連続で受賞しています。ドラマの舞台はホワイトハウスで、大統領とそのスタッフが現実に起こりうる様々な問題に対処していく政治ドラマです。

日本では「ザ・ホワイトハウス」と分かりやすいタイトルですが、英語では「The West Wing」となっています。なぜ、「西棟」を意味するThe West Wingがタイトルになっているのでしょうか?

実は、The West Wingは「ホワイトハウス」を意味する単語なのです。ホワイトハウスの西棟には、大統領執務室や会見室などがあることから、政治を行っている場所として知られています。だから、ドラマにはThe West Wingが名付けられたようです。

The God Father

映画史に残る名作として知られる「ゴッドファーザー」シリーズ。イタリア系アメリカ人のマフィア一家の物語を描いた名作で、シリーズは全3作あります。アカデミー賞作品賞を始めとする数々の賞を受賞しています。

映画タイトルの「ゴッドファーザー」は、マフィアのドンや組織トップの敬称として使用されますが、もう一つ意味があります。本来の意味とは、カトリックの洗礼時の名付け親のことです。ゴッドファーザーは第二の父母であり、子どもの後見人のような役目となります。

Saved by the Bell

Saved by the Bellは、1989年から1993年まで放送されたシットコムです。ストーリーは高校のグループを中心に描かれたコメディで、歴史上最も優れたコメディドラマとして挙げられるほど高い評価を得ています。

Saved by the Bellを直訳すると「ベルに救われた」となりますよね。ここで言う「ベル」とは、ボクシングのベルと考えてみてください。そのうえで意味を述べると、これは「ボクサーがラウンド終了ゴングでノックアウトから免れること」です。また、転じて「土壇場で」という意味でも使われます。

My Fair Lady

オードリー・ヘプバーンが主演し、アカデミー賞作品賞も受賞した「マイ・フェア・レディ」。一昔前の作品ながら、今も多くの人々を魅了しているのは、やはり不朽の名作の証。物語は、言語学専門の教授が下品な言葉遣いの娘をレディに仕立て上げるというもの。

そんなfair ladyの意味は「綺麗な人」や「美人」なので、my fair ladyで「私の美人」という意味ですね。また、fairには「口先だけの」という意味もあります。「口先だけの」は表面上はきれいな言葉ですが、本当は違うという意味なので、「マイ・フェア・レディ」にぴったりの掛け言葉ですよね。

まとめ

今回はドラマや映画のタイトルになった英語を見てきました。私たちが知っている有名作品のタイトルですが、意外と意味を知らないものが多かったのではないでしょうか?普段は、何気なく見るだけのタイトルですが、じっくり考えてみると色々と意味や想いがあるんですね。これからは、映画やドラマタイトルの意味を考えてから、ストーリーに入っていくといいかもしれません。もしかすると、通常の何倍も作品を楽しめるかもしれませんよ。

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