アメコミのレジェンド、スタン・リーの名言で英語学習

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「スパイダーマン」、「アイアンマン」、「ハルク」、「ファンタスティック・フォー」、「ドクター・ストレンジ」、「アベンジャーズ」…… 伝説のアメコミ漫画家スタン・リーが生み出した作品は数多くあります。そんなスタン・リーは、2018年11月12日に亡くなりました。その後、彼の功績をたたえるかのように世界中の人々、そしてスーパーヒーローたちがメッセージを送ったのです。今回はアメリカでもっとも偉大な漫画家スタン・リーの名言で英語学習しましょう。

大人にもおとぎ話は必要さ!

Comic books to me are fairy tales for grown-ups.
大人にとってのおとぎ話はコミックスだと思います。

【単語解説】
fairy tale – おとぎ話
grown-up – 大人

確かに言われてみると、大人向けのおとぎ話はコミックスですよね。大人になっても、私たちはマンガを読むことで、ワクワクしたり、想像力を働かせたりします。それはまさに、おとぎ話と同じ。

自分の仕事に誇りを持とう

I used to be embarrassed because I was just a comic-book writer while other people were building bridges or going on to medical careers. And then I began to realize: entertainment is one of the most important things in people’s lives. Without it they might go off the deep end. I feel that if you’re able to entertain people, you’re doing a good thing. 
以前の私は、自分の職を恥ずかしく思っていました。他の人々が橋を作ったり、医療のキャリアを切り開いているのに対し、私はただの漫画家だったからです。でも、あるとき気づきました。エンターテイメントは人々の人生において最も大切なことの1つだと。エンターテイメントなしでは、人々は向こう見ずな行動をとるかもしれません。もし人々を楽しませることが出来たなら、きっといいことをしていると思います。

【単語解説】
used to – 以前は~だった
embarrassed – 恥ずかしい
bridge – 橋
medical – 医療の
realize – 気づく
go off the deep end – (かっとなって)無茶なことをする

スタン・リーは、他の人々と比較して自身の漫画家という職業を恥ずかしく思っていました。しかし、あるとき自身の仕事が人々に貢献していると気づいたのです。この名言からは、他人とむやみに比較しない、どの職も社会や人に貢献しているという2つの教訓を学べます。

インプットとアウトプットの繰り返しが一流を作る

The only advice anybody can give is, if you wanna be a writer, keep writing. And read all you can, read everything.
もしあなたが作家になりたいのなら、たった1つのアドバイスを与えましょう。書き続けなさい。そして、読めるものは全て読みなさい。

【単語解説】
keep – ~し続ける

世界的作家スタン・リーのアドバイスは、書き続けて読み続けること。それが一流を作り上げるのです。これは、どの道を極める場合にも共通しています。結局は、インプットとアウトプットの繰り返し。そして、インプット量の方が多い必要があります。英語学習も同じですよ。

テクノロジーについての見解

Technology isn’t a villain. Technology should help, but if you just use the technology for the sake of technology, then you’re cheating your audience. You’re not giving them the best story and the best direction and so forth.
テクノロジーは悪者ではありません。テクノロジーは手助けする存在であるべきです。しかし、それをテクノロジーのために使用すれば、観客を裏切ることになります。観客に最高のストーリーと演出を与えられないため、彼らは離れていきます。

【単語解説】
villain – 悪者
for the sake of – (目的や利益など)のために
cheat – 裏切る
audience – 観客
direction – 演出
forth – 離れて

マーベル映画はすぐれたCG効果やAI技術などテクノロジーを積極的に活用していますが、ストーリーやメッセージ性は失っていません。上手くバランスのとれた映画を製作できるのは、スタン・リーのこの考えがあるからなのかもしれません。

生涯プレーヤーであれ!

It’s just, it’s fun to stay in the game. 
ゲームに参加し続けているのが、ただ楽しいんだよ。

【単語解説】
fun – 楽しい
in the game – (スポーツ等に)参加する

スタン・リーは年齢を一切感じさせず、精力的に活動してきました。その理由は、ただ楽しかったからなのかもしれません。私たちも、彼のように生涯現役でいたいですよね。

映画とコミックスは互いに協力し合う

Comic books sort of follow with the move – if people see the movie and if they’re interested in the character and want to see more of the character, they start buying the comic books. So a good movie helps the sale of the comic books and the comic books help the movie and one hand washes the other. So, I don’t think there’s any reason to think that comics will die out.
コミックスはある意味で映画に従う。映画を観た人々が、キャラクターに興味を持って、もっと見たいと思ったら、人々はコミックスを購入するでしょう。だから、いい映画はコミックスの売り上げを手助け、コミックスは映画を助けるのです。映画とコミックスは互いに助け合います。だから、私はコミックスが消えるとは思いません。

【単語解説】
sort of – いくらかの
follow – ついていく
sale – 売り上げ
one hand washes the other – 互いに協力する、相互利益を得る
reason – 理由
die out – 消える

マーベルといえば映画という方も多いはず。おそらく、映画を観たことはあっても、コミックスは読んだことのない人が大多数でしょう。でも、スタン・リーは映画があるからコミックスが消滅するのではなく、映画のおかげでコミックスは人気を得ると考えています。

まとめ

今回はスタン・リーの名言で英語学習をしました。彼が生み出したマーベルヒーローたちが主役の映画は英語学習にぴったりです。また、興味を抱いた方は、ぜひコミックスにもトライしてください。映画では見られないヒーローたちの姿が見られますよ。

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