昨年,アメリカで初めてのHalloweenを経験しました.日本では最近イベントなどが少しずつ増えている様ですが,コスプレする人はやはり少ないのではないかと思います.アメリカでは大人も楽しむことのできるイベントの1つですので,今回は初めてのHalloweenを迎える方にぜひ読んでいただきたい「初めてのHalloweenで押さえておきたい5つのポイント」をご紹介します.
ポイント1.仮装コスチュームは早めに準備する.
Halloweenの時期が近づいてくると(早い所では9月ぐらいから),Walmartなどのスーパーに子供から大人のザイズまで取り揃えられたコスチュームを見かけます.また,pumpkinをはじめとした様々な飾りがあり,見ているだけでもとても面白いです.仮装の準備についてですが,私のオススメはネット通販です.確かにスーパーでもそれなりにとり揃えることができるのですが,家族で統一したテーマを決めたり,ちょっと凝ったアイテムを購入しようとすると,やはりネット通販の方が商品のライナップが豊富です.私が昨年利用したのはHalloween costume.comです.ここのサイトでは,一定の購入額を越えればfree shipping (配送料無料)となります.昨年我が家は,私がドレッドヘアーのパイレーツ,妻がシンデレラ,長女がベル,次女がエルサでした.コスチュームは上記のサイトで購入したのですが,ティアラなどのちょっとしたアイテムを買い忘れてしまいました.おもちゃのティアラなんてどこでも売っているよね〜とたかをくくっていたら以外に売っていない!Halloweenの週になって車であちらこちらを探す羽目になりました.結局,Claire’sというお店でティアラを購入しました.みなさんご存じかもしれませんが,このお店は日本のイオンなどのモールにも展開しているお店です.我が家は日本に住んでいる時に大変お世話になった店です.まさか,アメリカの小さな街で同じ系列のお店にお世話になると思わなかったですね.子供達がご近所を回る日は平日もあり得るので,コスチュームの準備は早めに済ませましょう.
ポイント2. Pumpkinのランタン作りは大きなものを選ぶ.
Halloweenといえば,pumpkinでランンタン作りです.アメリカではコスチュームと同じ様に9月後半ごろからスーパーのあちらこちらで巨大なpumpkinを販売しています.$10ドルもあれば半径40cm位の大物を購入することもできます.そして,ランタンを作るためには,まず作成セットを購入します.アメリカの100円ショップである,Dollar Treeなどで購入できます.このセットにはpumpkinを削る彫刻刀の様なツールと,糸ノコギリの様なツールがあります.また,pumpkinに掘る絵柄はそのツールに入っているデザインが印刷された紙を使います.彫り方は,最初にpumpkinの底に手が入るぐらいの穴を開けます.Pumpkinのタネを手で取り出します.そして,絵柄が描いてある紙を水に濡らしてpumpkinに貼り付けます.そして彫刻刀とイトノコギリの様なツールを使って上から削っていきます.私が購入した40cmぐらいのpumpkinの厚みは5cmぐらいでした.子ども達と楽しく掘って概ね1時間ぐらいで完成です!日本ではお目にかかれない大きなpumpkinがあちらこちらで売っていますので,ぜひ大きなpumpkinを手にいれてonly oneな素敵なランタンを作ってはいかがでしょうか?
ポイント3.子供とご近所を回る役,家で待機する役を決める.
さぁ,いよいよHalloween当日です.子供達は仮装をして,手にはスナックを入れる小さなバスケットをもって出かけます.私の子供たちはまだ5歳と3歳でしたので,妻が一緒に同行していました.アメリカでは子供だけで出かけることはまずないので,基本親の同行ありです.子供たちはドキドキしながら玄関のベルを鳴らします.定番の”trick or treating”を言ってスナックをもらいます.私たちの住んでいるアパートメントの界隈は,世界中から留学生が来ている地域で,そもそもHalloweenの文化があるのかと心配しましたが,割と皆Welcomeな印象でした.また,不在の家でも,家の前にスナックをたくさん入れたバスケットを用意している家もありました.ちなみにアメリカではスナックのストライクゾーンは広く,”Fruit snack”と言えば日本でいう「フルーツグミ」を意味していたりします.辞書を調べてみると間食 (a small portion of food or drink or a light meal, especially one eaten between regular meals.)といった意味合いになります.つまり,日本の様にサクサクとしたポテトチップスの様なものだけを意味しないので,スーパーで驚くことがあるかもしれません.さて,娘たちが訪れた近所のアパート.アメリカ人の家族が住んでいる様だったのですが,ものすごいテンションで大歓迎.すっかり娘はドン引きでした….なかなかご近所さんの顔を見ることが少ないので,なかなかいい経験ができたと妻は言っていました.Halloweenで使う英会話ですが,訪問側は定番の”Trick or treat ”,逆に子供たちを迎い入れる場合は”Happy Halloween!”という表現は押さえておきましょう.また,スナックを渡す際に,”There you are.”か”Here you are.” (はい,どうぞ)と言ってあげると良いでしょう.
ポイント4.スナックの準備をする
子供たちに配るスナックの準備は近くにあるスーパーでまとめ買いすることができます.私が色々なスーパーを見て思ったのですが,チョコ,クッキー,キャンディが大半を占めており,2lb(約900g)ぐらいのお得パックで$10です.また,私達日本人が馴染みのあるM&MやSNICKERSをはじめ見たこともない名前のスナックがたくさんあります.私の住む地域では日本のスナックがあまり手に入らないので,今回は全てアメリカンなスナックにしました.アメリカではCounty fair(地域のお祭り)などでパレードがあり,その際に子供たちにスナックが配られます.実際には「配られる」というよりは「投げられたものを拾う」と言った方が良いでしょう.子ども達が必死にスナックを拾う姿はなかなか可愛らしいです.そういった催し物で配られるスナックの定番が,”Tootsie Roll”,”Twix”,”Milk Duds”です.特にスナックを食べるわけではないのですが,何かと見かけるパッケージなのでアメリカに住んでいると嫌でも覚えてしまいます.また,用意するスナックの量ですが,我が家では3lbぐらいを用意しましたが,国際色豊かな地域であったためか,選んだスナックが微妙だったのか,あまり売れ行きはよくありませんでした.恐らく子どもの多い地域でも3lbもあれば十分だと思います.
ポイント5.Halloween partyでの仮装は大胆に!
Halloween partyのある週末にはあちらこちらでHalloween partyをやっています.去年私たちは日本人のHalloween partyに参加しました.私は35年間生きてきて初めて本格的なコスプレをしました.某海賊映画に出てくる主人公のように顔にクレヨンのようなマーカーで化粧をします.もちろん目の下は黒く塗りました.コスプレ用の化粧道具は,Walmartが充実していました.初めてのコスプレではなかなか抵抗感があると思うのですが,ぜひ思い切って「なりきる」覚悟でやってみることをお勧めします.我が家の場合は,近所の会場までフルコスチュームで車を運転して行きました.日本でのお堅い仕事をしていた時の自分を考えるとかなり羽目を外した瞬間でした.
また,当日会場のコスチュームを見ていると,家族で統一したテーマで揃えているパターンを良く見かけました.家族五人で映画The Incrediblesのコスチュームをしている方々がおり,なかなかの写真映えでした.また,ネイティブのアメリカ人のセンスは少し日本人とは異なるのかもしれません.私が驚いたのは,中年の男性がバスローブを着て頭にサザエさんがつけるようなカーラーをつけていました.映画か何かのコスチュームかとも思ったのですが,仕事の話をしてしまい,結局何のコスチュームだったのか聞けませんでした.この記事を読まれている方は,これから留学をされる方だと思いますので,人生に1度,2度しかないHalloween,思いっきって楽しみましょう!
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は,「初めてのHalloweenで押さえておきたい5つのポイント」をご紹介しました.
Halloweenはコスプレしたり,ランタンを作ったり,仮装した子どもたちと会話したりする楽しいイベントです.下記の5つのポイントを押さえて初めてのHalloweenを最高の思い出にしましょう!
1.仮装コスチュームは早めに準備する.
2. Pumpkinのランタン作りは大きなものを選ぶ.
3.子供とご近所を回る役,家で待機する役を決める.
4.スナックの準備をする
5.Halloween partyでの仮装は大胆に!