日本でも近年、マーケットが各地で盛んになってきていますね。ハンドメイドの作品を販売するマーケットであれば、作品を作っている方と直接お話ししながらお買い物できるのも楽しみですよね。それぞれの地元の名産品に出会えるチャンスでもありますし、掘り出し物が見つかるかもしれません。そんなマーケットの愉しみを、購入者側からでなく、参加者側から楽しむのも一味違う旅の思い出になること間違いなし!
今日は、オーストラリア、ケアンズのマーケット事情とともに参加方法を一緒に見てみましょう。
ケアンズのマーケット
ケアンズは、オーストラリア北部のほんの小さな街の割に、マーケットの数が多いこと!
街の中心から行きやすいマーケットだけでもすぐに5、6箇所思いつきます。
ラスティーズマーケット
野菜や果物を中心とした、ケアンズ民の台所的存在。毎週金・土・日曜日開催。野菜や果物がそのほとんどを占めますが、カフェやイートインスペースもあり、金曜日は雑貨類を販売する人もちらほらいます。
エスプラネードマーケット
ケアンズの海岸通り沿いで毎週土曜日開催されています。地元ケアンズの方が作ったハンドメイドアイテムが魅力です。観光地らしく、Cairns(ケアンズ)と書かれたグッズも多いですがハンドメイドなのでおしゃれなケアンズグッズに仕上がっています。
タンクスマーケット
ケアンズの街から車で10分以内のところに植物園があるのですが、その植物園そばで毎月最後の日曜日(乾季のみの開催)に開催されるマーケットです。植物園周辺はおしゃれなカフェも多く、週末のリラックスついでに訪れる人の多い人気マーケットです。
他にも、ケアンズから車で30分ぐらいドライブすると、ビーチリゾートで開催されるパームコーブマーケットもありますし、そこからさらに30分ほどドライブすれば、もう一つのリゾートで開かれるポートダグラスマーケットもあります。
さらに、郊外各地のショッピングセンターでは、こぞってそれぞれのマーケットが開かれているので、本当に無限にマーケットがあります(笑)。
参加条件も把握して参加する
それぞれのマーケットに、雰囲気や特徴があって、どのマーケットに参加しようか選ぶのもまた楽しいですね。その際、それぞれのマーケットに参加条件があるのでお気をつけください。
例えば、こんな参加条件がよく見られます。
Markets are for handmade art and craft items. (ハンドメイド作品、手芸作品販売のみです。)
これは、ケアンズに限らず、マーケットの参加条件として一番多い気がします。それだけハンドメイドも盛んということですね。マーケットでは、「趣味の手芸」としてのアイテムからプロとして活動している方の「アート作品」まで様々なアイテム、作家さんに出会えて楽しいです!
The sale of second hand goods or imported goods is strictly prohibited. (中古品や輸入品販売は固く禁じます。)
全てのマーケットで禁止なわけではないのですが、こういった条件があるマーケットもありますので、注意してください。オーストラリアの人は、日本以上に自国産のアイテムへのこだわりが強いように思います。食品の販売についても制限があるマーケットが多いように思います。
Stallholders may arrive two hours prior, no earlier, and must be set up and ready to trade by the start time. Stall sites must be packed up and vacated two hours after the finish time. (出店者は、開始2時間前から到着しても良いですが、それより早い時間の到着はいけません。出店準備は開始時間までに終えること。片付けは終了時刻2時間以内に済ませること。)
時間に関する条件も気をつけたいですね。
そうそう、お天気に関する条件も気になるところ。ケアンズは、トロピカルな気候で雨の多い雨季と雨の少ない乾季の二つの季節に分かれているので、そもそも雨季はマーケットをやらない!というマーケットも多いです。
The Market is usually only cancelled if there is a cyclone or severe weather warning. If it is raining or bad weather, you can cancel the day prior by calling the market coordinator. 雨季も開催のマーケットでは、サイクロンや非常な悪天候な場合のみ中止で、前日までに連絡すれば出店キャンセルが可能な場合が多いです。
しかし、
If you do not advise that you won’t be at the market you will forfeit your payment for that day. きちんと出店キャンセルの旨を連絡しないと、出店料は払わなければならない場合がほとんどですので注意してください。
申し込みの手順
それぞれのマーケット主催者に申し込みをします。
申込書を提出すると、マーケットの担当者がメールで詳細を知らせてくれたり、さらに出店内容の詳細を打ち合わせたりします。
申込書の例を見てみましょう。
Market stall details(出店詳細) Description of goods for sale (販売品の詳細) (be specific, only goods listed here can be sold at your stall) (具体的に、リストにある商品のみ販売可能です)
*そうなのです、他に新たに販売したい商品が出てきたときは、再度許可を申請する必要がある場合が多いので、販売商品の詳細を具体的に記載しましょう。
Origin of goods for sale (販売商品の生産国) (how and where are your goods made) (どこでどのように商品が作られたか) Description of display(ディスプレイ詳細) (includes display materials used, e.g. tables, chairs, clothes racks, marquee size) (テーブルや椅子、洋服ハンガーやテントのサイズなどディスプレイ什器の詳細も)
*テントのサイズやどれほどスペース内に立て看板が使えるかなどの制限もマーケットによって異なるので注意してください。
Request power(電気供給希望) (available on some sites)(fees apply) (場所によって可。有料) Request Water(水源供給希望) (available on some sites)(fees apply) (場所によって可。 有料)
*大抵電気などが使いたい場合、料金がかかり、別途申し込みが必要なので注意してください。
Insurance certificate(保険の写し)
*public liability insurance(損害保険)に入っていることが条件になっているマーケットが多いです。マーケット出店者用のリーズナブルな保険もよくあります。
いかがでしょうか?ちょっとやってみようかな、と思いますでしょう?
筆者も、日本でマーケットに出店してみたことがあり、とっても楽しかった思い出があります。海外からの申し込みでも、今はメールでいつでも誰とでもやりとりができるので、不便なこともなくスムーズに出店できました。
是非皆様も海外のマーケットに挑戦してみてくださいね♪