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TOEIC900点越えの筆者が最近メモした英語フレーズを大紹介!

英語学習に終わりはありません。厳密に言えば、ゴールを設定することで終わりはありますが、自分が伸ばしたいところまで伸ばせるのが英語学習の利点。私もまた一英語学習者として、再び英語学習に力を入れ始めました(しばらくサボり気味だったのですが……)。今回は私が気になった英語フレーズを紹介しましょう。ぜひ参考にしてください。

英語は単語ではなくフレーズで覚える

私が英語学習を始めたのは、大学3年生の頃。当時はTOEIC400点台でしたが、半年で900点越えを達成。その後は国際結婚をし、今は英語圏ではない外国で移住生活をしています。私が英語学習をし始めたときから、一貫しているのが単語学習はしないこと。単語ではなく、フレーズを丸暗記するスタイルです。

ドラマ・映画を観ているとき、洋書や英語記事を読んでいるときは、いつもスマホを片手に気になったフレーズはEvernoteに随時保存しています。メモする基準は、単語を知っているかどうかではなく、フレーズに興味を惹かれたかどうか。もう少し具体的に言えば、実生活で使えそうなフレーズ、もしくは使いたいと思ったフレーズをメモします。

メモしたフレーズは、実際に発音して、スラスラと言えるようになるまで練習します。こうして頭の中に大量のフレーズをストックすることで、実践でスラスラとフレーズが出てくるようになります。

単語単位で暗記するのも悪くはありませんが、実際に会話で単語だけ話す機会と言うのはなかなかありません。基本的には文章を使い会話します。だから私は単語ではなく、フレーズで暗記しています。

ここからは私が実際にEvernoteに記録したフレーズを紹介します。

You’ve really come out of your shell – 自分の殻を打ち破ってきたね。

このフレーズをメモした理由は、”come out of one’s shell”という表現があったからです。意味こそ知っていたものの、実生活で使うことはあまりありませんでした。この際に使えるようになろうと、メモしたのです。

come out of one’s shellの意味は以下の通り。
・自分の殻を打ち破る
・心を開く、打ち解ける

ニュアンスとしては、他者に興味を持ったり、他者や社会と関わりを持ったりしようとすること。よく内気な人に対して使われます。新たな学校や職場だと、最初は緊張してなかなか周りと打ち解けれませんよね。そんな時は、次のような英文を使うことができます。

It took me a few weeks to come out of my shell.
打ち解けるまで数週間かかったよ。

Things had started to get slightly out of hand. – 少し状況が手に負えなくなってきた。

これもまた意味は知っているものの、なかなか会話で使えなかった表現。知っていることと使えるようになることの間にある差は、やっぱり大きいですね。ポイントは2つ。1つ目は、”things”の使い方です。”thing”は「もの」や「こと」といった意味が有名ですが、”things”と複数形になると「状況」や「事態」といった意味になるのです。この”things”の使い方は、今回でマスターしましょう。
そして2つ目のポイントが、”out of hand”。何となくイメージはつくのではないでしょうか?手のひらから何かが落ちていったり、出ていったりする状況をイメージしてみてください。この意味は「手に負えない」という意味です。類似語は”out of control”。

この例文では「状況が手に負えなくなる」という、日本語でもよく使えそうなものです。

He’s just hot wiring. – 彼はエンジンをかけようとしているのよ。

ドラマを観ながらだと意味は分かりましたが、文章だけ見ると意味は分かりません。ドラマでは、キャラクターが盗んだ車のエンジンをかけようと配線同士をくっつけていました。よく海外ドラマで見かけるシーンですよね。カギがないため配線同士をくっつけて、エンジンをかけるシーン。
この配線同士で車のエンジンをかけるのを”hot wire”と言います。これだけで動詞なので、”I try to hot wire his car.”のような文章を作れます。実生活で使うシーンはほとんどないでしょうが、知らない表現だったのでメモしておきました。

It’s mega. – 最高だよ

これもまた意味のイメージはできますが、会話で”mega”が使われていたのは新鮮だったのでメモしました。スラング的な使い方で、”very good”よりも強い”amazing”、”brilliant”、”wonderful”という意味になります。「すげえ」や「(いい意味で)やべえ」といった感じですかね。若者言葉です。

I’m on a fast day – 今、断食日だからさ

“fast day”は初めて知りました。キャラクターがダイエットしている雰囲気を出しており、その時に上の文章を発したのです。調べてみると、”fast day”は「(宗教上の理由で)断食日」という意味。

After the murder, other crimes seemed pretty easy by comparison. – 殺人の後なら、他の犯罪に手を染めるのはとても簡単に思える。

この文章をメモした理由は、”in comparison”です。「比較して」という意味ですが、あらためて振り返ってみると、ほとんど使ってないなと思いました。使いやすい熟語ですし、この際マスターしようとメモしました。

使い方は本当に簡単で、”比較対象A, 比較対象B by comparison”が基本形です。”It was cold yesterday, but it is really hot today by comparison”のように使えます。また”by comparison with”もよく見る形ですね。

She is very kind in comparison with her sister.
彼女は姉と比べて本当に親切だ。
There is no comparison between them.
彼らは比べ物にならない。

Dig in – 食べ始めなさい

”dig in”は「~を掘る」という意味で広く知られています。しかしドラマでは、ある人物が女の子に食べ物を渡してから”Dig in”と言ったのです。この”Dig in”の用法が引っ掛かり、メモしておきました。調べてみると、”Dig in”には「食べ始める」という意味もあったのです。

気になった表現をメモしておいて良かったです。そのまま流していたら、”Dig in”の用法を理解できていないままでした。

She felt far away from me. – 彼女の気持ちは僕から離れていった

恋人関係の2人でしたが、女の子の気持ちが男の子から離れていったときに、このセリフが出ました。2人の関係性やつながりが弱くなったというニュアンスです。”feel far away from”で「気持ちが遠くに離れていった」と訳せます。

I wasn’t born yesterday – それくらい知っている

最後はよく使われる表現を紹介します。直訳すると「俺は昨日産まれたわけじゃない」です。赤ちゃんではなく、経験も知識もあるということから「バカじゃない」、「自分が何しているかわかっている」、「それくらい知っている」という意味になります。頻出表現なので、ぜひ使えるようになってください。

まとめ

今回は私が実際にメモしたフレーズを紹介しました。どんなに勉強しても、知らないことばかりです。海外ドラマからのフレーズばかりでしたが、正直なところ意味の理解も、聞き取りも映像付きなら簡単でした。しかし、知っているのと実際に使えるのでは大きく異なります。せっかくなら使えるようになりたいですよね。あなたのゴールにもよりますが、貪欲に英語の知識を深めていきましょう。

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