ワーキングホリデーの楽しみは、いろいろな土地を旅できることにもありますが、旅行資金を貯めるべく、いろいろな土地でお仕事ができるのもまた楽しいところ♪ワーキングホリデーメーカーの求人では、お店の店員さんのお仕事も多いかと思います。
お店の店員さんならいろいろな方とお話しする機会がありますから、英語も練習できて一石二鳥!オーストラリア、ケアンズでお店屋さんを営む筆者が普段お客様とよく出会う話題を中心に簡単英語表現をご紹介いたしますね。
「いらっしゃいませ!」は言わないけれど
オーストラリアのお店屋さんでは、「お客様は神様ではありません。」
ですから、お店でお客様と話せる機会は、地元の方と仲良くなって、コミュニケーションが取れるチャンスです。まずは、
“Hello. How are you?”
と気楽にご挨拶。常連のお客さんなら、オーストラリアでは、店員さんに
” G'day, mate!”(オーストラリア流「こんにちは」のカジュアルな言い方)
と親しげに話しかけられることも珍しくありません。お客様も自分を神様だと思っている人はいないので、親しげに話しかけられて違和感を覚えることもありません。
そういえば、余談ですが、日本に帰るたびに、夫に訊ねられます。「どうして日本のお洋服屋さんの店員さんは、あんなに鼻に抜ける声でいらっしゃいませ〜って言うの?」と(笑)。確かに、日本の、特に女性服の店員さんは、なんであんなに電車の車掌さんのように特徴的な声で呼び込んでいるのでしょうかね(笑)。
見るだけ、でも大歓迎
海外旅行英会話でもよく出てきますでしょう?
“I am just looking.” (見てるだけです)
のフレーズ。
日本では、店員さんがしつこいのを嫌がる方もいらっしゃいますし、”I am just looking.”は、店員さんに話しかけられたくない方の便利フレーズです。しかし、オーストラリアでは、むしろ、店員さんに放っておかれることを嫌がる、というかサービスが良くないな、と思う原因に挙げます。もちろん、店員さんに邪魔されず、自分でゆっくり選びたいときに、”I am just looking.”もよく使われます。
でも、まずは、店員さんが
“May I help you?” (お伺いしましょうか) “Are you looking for anything in particular today?”(今日は何かお探しですか)
と一声かけてあげるのが良いと思います。本当にお手伝いが欲しいと思われる方には、うれしい声がけですし、お手伝いが必要か伺った上で、”I am just looking.”と言われれば、その後お邪魔しなければ、ごゆっくりしていただけますし。
見ているだけ、と言われた時も、
“Let me know if you need any help.”(お手伝いが必要な時はお声がけ下さいね)
とお声がけすれば、あとでお手伝いが必要な時もお声がけいただきやすいかと思います。
やはり、お天気の話題は多い気がする
きっと、初めてお会いした方とも、天気の話題ならすぐに共通の話題になるからでしょうね。傘を持っているお客様がいらしたら、
“Is it still raining?” (まだ雨降ってます?)
のように話しかければすぐに、
“It has been raining a lot this year.”(今年はよく雨が降ってる) “ The wet season is coming soon.”(もうすぐ雨季)
など勝手に話題は広がります。ケアンズは、観光都市という土地柄、地元の人でなく、観光客の方も多いので
“It is good the weather has been nice.”(天気がここのところ良くてよかった) “Good job the weather has been nice.” (天気がここのところ良くてラッキーね) “Hope the weather gets better soon.”(早くお天気が良くなるといいわね)
とお話しすることも多いです。
地元のお客様だったら、
“I am melting…”(暑くて私溶けちゃってる・・・)
と遠慮なく暑さに文句を言うこともありますし、お客様も地元の方なら、
“ I cooled down in the air-conditioned shop!” (エアコンの効いた店で涼しくなったわ〜)
とおっしゃる方もたくさんいます、ケアンズは暑いですから(笑)。
お店屋さんは雑談の方が多い!
店員さんになるからには、店の商品知識を英語で説明できることも大切ですが、実際には、雑談のほうがずっと多いです!みなさん、「何かを買いに来ている」というより「街角のお店での店員さんとの楽しいおしゃべりも含めたお買い物体験」が目的なんです、きっと♪先ほどのように、お天気の話題で会話が温まってきたら、他の雑談も是非!
筆者は、見た目が明らかにアジア人なので、
“Where are you from?”(どこ出身なの) “How long have you been living here for ?”(ここに住んでどのくらいになるの) “Is your husband Aussie?”(ご主人はオーストラリア人?)
というような生い立ちに始まって、日本人だと分かったら、
“Where in Japan are you from?”(日本のどこ出身なの) “Where in Japan would you recommend to go?”(日本のどこに行くのがオススメ?) “How is the weather in Japan at the moment?”(日本の天気は今どんな感じかしら)
など日本に関することをよく訊ねられます。
そうすると、ケアンズは、日本との直行便があり、ケアンズの人にとって
日本はお手軽に行ける外国でもあるので、
“We are thinking of going to Japan next year.”(来年日本に行こうと思ってるの) “We have just come back from holiday in Japan.”(日本でホリデー後帰ってきたばかりなんだ) “We saw snow monkeys in Japan!”(日本でスノーモンキーを見たわ!) →「スノーモンキー」とは、日本の雪が舞う冬の屋外温泉に入っているニホンザルのことなのですが、すでに「スノーモンキー」は、英語で定着した単語です(笑)。
など、日本に関する話題が多いです。
やはりどこに行っても、日本人として日本の知識を深めておくことは役に立ちます。
別れ際もさわやかに!
オーストラリアのお店では、見るだけ、も歓迎なので、何も買わなかったことに後ろめたさを感じながらこっそりお店を出る、なんてこともなく、みなさん、さわやかに”Thank you!”とお店を立ち去る際に声をかけて下さいます。お店屋さんも、別れ際もさわやかに
“Have a great day!”(良い日をお過ごし下さいね〜)と声をかけてみましょう。
そもそもだいぶ雑談で盛り上がっているはずなので、自然と
”Have a great day!”
と言いたくなると思います♪
時間帯に合わせて
“Have a great afternoon!” “Have a great evening!” “Have a great weekend!”
などのバリエーションも良いです。
お店屋さんも続けていると、別にお買い物の用事がなくても、通りかかったついでに声をかけてくださる方もいらして、楽しいものです。
ワーキングホリデーのきっと良い思い出になると思います!