世界には同性婚が合法化された国がいくつかあります。アイルランドも同性婚を認めている国の一つ。そんなアイルランドで、ストレートの男性同士が結婚をしました。彼らが結婚をした理由とは?
今回はMetro UKの“Straight best friends get married to avoid paying inheritance tax”で英語学習をしましょう。
結婚理由は相続税対策のため!?
Now this is what you call friendship. Two straight men who are best friends have done what many mates have joked about before – they got married. But there was a very good reason why Matt Murphy and Michael O’Sullivan, who live together in Dublin, Ireland, decided to tie the knot. Doing so saved them about €50,000 (£44,000) in inheritance tax on the house that Matt, 83, has left 58-year-old Michael, his carer, in his will. In the end, saying ‘I do’ made sense for the best buddies, who did so in a romantic celebration of friendship – they walked down the aisle arm-in-arm and were serenaded by a harpist. 【翻訳】 今から紹介する話こそが友情でしょう。2人のストレートの男性が、周りからジョークで言われていたことを実現しました。なんと2人は結婚したのです。 アイルランドの首都ダブリンに2人で住むマットとミカエルが結婚を決めたのは、ちゃんとした理由に基づいたもの。結婚することによって、83歳のマットが58歳のミカエル(マットの介護者)に遺産として家を残すことができるようになったのです。これで、莫大な相続税を払う必要がなくなります。最後には、「こんなにもロマンチックに友情を祝ってくれた親友のために、私は筋を通します」と彼らは言います。ー 彼らはハープ奏者の演奏に合わせ、腕と腕を組んで歩きました。
【単語解説】
friendship – 友情
best friends – 親友
mate – 友人、仲間
tie the knot – 結婚する
inheritance tax – 相続税
will – 遺言
make sense – 筋を通す
マットとミカエルは大親友
Matt told the Irish Mirror that Michael was the brother he always wanted, adding: ‘He’s always so concerned about me. He’s my best friend.’ The pair were reassured that what they were doing was legal by the Garda and former attorney general Michael McDowell. They have been friends for almost 30 years – Matt never married, while Michael was married to a woman. Michael ended up staying with Matt when he became homeless, and became the carer for the older man, who was struggling with giant cell arteritis. Eventually, Matt suggested that Michael moved in permanently. 【翻訳】 マットはアイルランドのMirrorに、ミカエルは彼がいつも求めていた兄弟であると述べ、次のように付け加えました「彼はいつも私を気にかけてくれた。彼は親友だ」。ペアは元司法長官に彼らが行うことは合法であることの確認を取りました。 彼らは30年間近く友人です。マットは一度も結婚したことありませんが、ミカエルは一度女性と結婚したことがあります。ミカエルはホームレスになったときマットの世話をしながら、彼と一緒にいることにしました。当時、マットは動脈炎に苦しんでいたのです。そしてついに、マットはミカエルに一緒に住むように提案しました。
【単語解説】
add – つけ加える
concerned about – 心配する
reassure – 保証する
attorney – 弁護士
attorney general – 司法長官
struggle with – 闘う、もがく
permanently – 常に
結婚のおかげで、相続税回避
Michael said: ‘He said that he couldn’t pay me as a career. Eventually Matt said the only way he could pay me was to leave me the house.’ After the cost of inheritance tax became apparent, meaning Michael would have to sell the home, Matt suggested the friends simply committed to each other for life. At their wedding, Michael spoke of Matt’s kindness, while his husband sang Willie Nelson’s Let the World Go By. 【翻訳】 ミカエルは言います「マットは僕に給料を支払えないと言いました。そして、彼の家を僕に残すことが唯一の支払の手段だと言ったのです」 相続税が明らかになったとき(ミカエルは家を売る必要があることを意味していました)、マットは単純に結婚すればいいのではないかと提案しました。彼らの結婚式では、ミカエルはマットの親切心を語り、マットはLet The World Go Byを歌ったのです。
【単語解説】
inheritance tax – 相続税
simply – 単純に
commit one’s life – 人生を~に捧げる
まとめ
2人が結婚した理由が、相続税対策とはなんとも驚きですよね。しかし、親友と結婚というのも素敵ですよね。最近では、ジョージ・クルーニーが友人14人に1億円ずつプレゼントしたことで話題になりました。やはり友情は何にも代えがたいものです。Metro UKは真面目な記事から、ユーモアある記事まであります。お堅いニュースが苦手な方は、Metro UKを使ってみるのもいいかもしれません。