国際社会といわれる、この現代社会で「英語が話せたらいいなぁ。」と思っている方は沢山いらっしゃることと思います。
英語圏へ留学したいなぁと漠然と考えている方もきっと多いことでしょう。
「留学したい!」と思った瞬間があなたの決断のときであることは間違いありません。
あなたの留学を現実のものにしていくきっかけとなるのは、「行きたい!」と思った瞬間なのです。
とはいうものの、何から始めたらいいのかわからないという方も多いと思います。
そんな方のために、私の留学体験談をお話して、今後のあなたの留学への糸口になればと思っています。
1.まずは留学して何をしたいのかを考える
英語圏への留学と一口に言っても、いろんな場所がありますし、留学の形態もさまざまです。
お気軽にできる短期語学留学から、本格的に学位を取得するための長期の留学もあります。
まずはあなたが英語圏への留学で何をしたいのかを具体的に考えることが大事です。
私は日本で看護師として働いていましたので、英語圏での看護師の資格取得を目指したいという、明確な目的がありました。
このように明確に何をやりたいのか?を考えることが一番大切なことだといえるでしょう。
2.留学先と留学に必要な費用の検討、そして留学に伴う手続きを行う
やりたいことが明確になったら留学先を絞り込むことが必要になってきます。
英語圏と一口に言っても、主要な国としてはイギリスかアメリカかという風に分かれてきます。
これは自分が興味のある地域であっていいでしょうし、どうしてもどこがいいとはっきり思いつかないようであれば、留学斡旋会社の手を借りるというのも一つの手です。
私はアメリカでの留学という漠然とした希望はありましたが、どの地域に行きたいとか、どの学校がいいという具体的な絞り込みができない状態でいたため、留学斡旋会社の力を借りました。
手数料がかかりますが、適格な情報を提供してくれます。
そして、留学に必要なビザ発行の手続きや学校に入学するための手続きなどすべて代行してやってくれます。
私がしたのは斡旋会社から必要だといわれた書類を提出しただけです。
確かに自分ですべて調べて手続きも自分でやれば安上がりでしょうが、初めての留学となると入国に関する手続きなど、チンプンカンプンなことも多いのです。
私は斡旋会社に以来してよかったと思っています。
その会社がある程度必要な渡航費用も提示してくれます。
ビザを取るのに必要な最低口座金額なども細かく教えてくれました。
私の場合、最低金額が130万円と提示されたので、その額が口座にあるという証明書を銀行に発行してもらい、ビザの申請の際に提出しました。
そして、留学先でどこに滞在してよいのか全くわからなかった私は、はじめの一か月はホームステイという形で現地の方のお宅にステイさせていただき、その間に自分の次の滞在先を決めるというサービスを利用しました。
これは確かに少しお高いですが、ホストマザーの奥さんからいろいろ現地情報を聞けたり、おすすめのエリア、または避けた方がよいエリアなども聞け、とても助かりました。
3.渡航後の計画を立て、必要な経費を算出する
手続きや必要な書類がそろえていく間に、渡航後の具体的な計画を立てておくことが大事になってきます。
語学学校、もしくは大学で一体何をやりたいのか?
それを達成するにはどのくらいの期間がかかりそうか、情報収集が必要になってきます。
私の場合、看護師の資格試験に合格するまでにTOEFL対策クラスをとり、その後、NCLEX(アメリカの看護師国家試験)のための対策コースをとるために、最低一年はかかりそうだという想定で、その間、暮らしていけるだけの必要経費を用意する必要がありました。
私はアメリカに留学しましたが、留学生の就業は基本的には禁止ですので、働かなくても生活していけるだけの蓄えが必要になってきます。
実際、私の友人なかにはお金が底をつき、泣く泣く帰国していった人たちが多くいました。
目標達成のために必要な留学期間とそれにかかる費用の算出は大きな課題となります。
そして、それに向けて貯蓄していくことが大事になってきます。
持っているお金で留学期間が決まるといっても過言ではありません。
私自身、NCLEX合格までに約一年半を費やし、最低預金額130万円をはるかに上回る金額を学費や生活費に使用しました。
備えあれば憂いなしではないですが、お金があるに越したことはないといえると思います。
出費は多いですが、留学中は本当によい経験をしました。英語を話すことが出来なければ出会うことのなかったであろう友人も沢山出来ました。
留学は必ず何らかの影響をあなたの人生にもたらすことでしょう。
「行きたい!」と思った今こそが、あなたの飛躍のときなのです。
(ペンネーム:S.D. 30代後半 女性)