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オーストラリアの人にきっと喜ばれる意外な日本の良品

ホームステイ先のホストファミリーやお友達へのお土産選びは、楽しいですが、その人の特別な好みを知らない場合、何が良いか迷ってしまいますよね。もちろん、日本は、素晴らしい伝統文化、美しい工芸にあふれていますが、日本の何気ない日常にもオーストラリアの人に喜ばれるスグレモノがたくさんあります。
今日は、ちょっとプレゼントになるとは思いつきにくい日本のスグレモノをご紹介しながら、オーストラリアのモノ事情についても考えてみたいと思います。

日本が、スグレモノにあふれている訳

日本が、スグレモノにあふれている訳をまとめてみました。

・日本人は、新しいものが大好き!国全体が、いつも新しいものを求めていて、とてもエネルギッシュ!だから、いつもモノに改良が加えられて、より良いものが手に入りやすい。
・日本は、自給自足が難しい国なだけに、それを補う技術やアイデアがとても発展している。
・日本人の几帳面さが先なのか、日本が日本人を几帳面にしたのか、品質の管理にしても時間の感覚にしてもきっちりしているので、モノの仕上がりにも反映されていると思う。

オーストラリアが、モノがあふれる現代社会でもシンプルライフに徹することができる訳

オーストラリアが、モノがあふれる現代社会でもシンプルライフに徹することができる訳をまとめてみました。

・オーストラリアの人も新しいものに興味がないわけじゃない。でも、新しいものを他の人に見せて喜ぶ、とか、流行ってるから欲しい、という想いが日本人より希薄。人と比べることなく、いつでも「自分は自分」という究極のマイペースを貫く。その結果、あまり一つのものが急激に流行る現象もあまりない。
・「今日できることは 、今日やる」ならぬ「明日できることは、明日すればいいじゃないか」という心がけが、いつまでも変わらないシンプルライフを貫ける秘訣かも。
・情熱の向けどころが違う。いつもは、新製品が発売されようとも、のんきに構えたオーストラリア人も、「自然保護」「ナチュラル」なこととなるととても張り切る。だから、オーガニック製品やナチュラルなライフスタイル製品はとても発達している。

結局のところ、「オーストラリア人は、どんな時代に暮らしていても、人は人、他人に流されることなく、ナチュラルなライフスタイルに沿って、ゆっくり我が道を行く」ということなのかもしれません。

それでは、意外な日本のスグレモノの例をいくつかご紹介いたしますね。

意外な日本のスグレモノ

サランラップ

オーストラリアにもサランラップはありますよ!しかし、オーストラリアのサランラップは、オーストラリア製品の「ひと工夫が足りない」というポイントが如実に表れている例です。
日本のサランラップは、サランラップ自体の品質もですが、片手でも切りやすかったり、手を怪我しにくい刃の構造だったり、工夫にあふれています。
しかし、オーストラリアのサランラップは、「一工夫」にたどり着くことなく、電子レンジで激しく使うと溶けてしまう…ぴんと容器に張れるハリもなく、ふにゃっとヨレて切れにくい。
電子レンジで溶けないしっかりしたサランラップを手に入れるには、「今までの5倍強度!」などの表示があるちょっと高めのサランラップを購入する必要があります。

しかし!別の見方から考えると、オーストラリアの使いにくいサランラップは、ナチュラルなライフスタイルに沿った結果かもしれません。
艶やかなハリのあるサランラップは、ポリ塩化ビニリデン製のものが多いですが、賛否両論あるものの、ポリ塩化ビニリデンは、人体への有害性の疑いでよく話題に上ります。それを知ってか知らずか定かではありませんが、オーストラリアでは、使いにくいサランラップが一般的です。

日本のサランラップのサッと片手で切れて安全な刃の工夫に、オーストラリアのお父さんお母さんもきっと喜びます。

お弁当グッズ

日本のスグレモノの「スグレている」点は、品質だけではありません。「カワイイ」も日本が他の国より優っている点だと思います!
オーストラリアの子供達も学校にお弁当を持っていきますが、ど〜んとチーズとベジマイトが挟まったサンドイッチ!とか、リンゴもバナナとど〜んと丸ごと!というようなダイナミックな(笑)お弁当が主流で、かわいさに欠けています。

中身もダイナミックなら、それを入れるお弁当箱もダイナミック。
筆者も、娘に、オーストラリアのお弁当箱を学校に持たせていましたから、実家の母がオーストラリアに遊びに来た時に、「なに、このトラック野郎みたいな大胆なお弁当箱は?!」と言っていたのを覚えています(笑)。お弁当が大胆な点は、とてもとても、かわいいキャラ弁などできない筆者にとってはむしろありがたいですが、日本には、楊枝に動物が付いていたり、小さなかわいらしい醤油入れがあったり、すぐにお弁当を可愛くできるグッズがたくさんありますよね!

即ランチタイムが楽しくなる、かわいいお弁当箱や箸箱、お弁当グッズは、きっとオーストラリアの子供たちを喜ばせます。

日傘

最後の「日傘」は、オーストラリアにないものです。
そもそも、オーストラリアの人には、傘を持つ習慣がありません。筆者も、オーストラリアに来たばかりの時は、なぜ傘を持たないのか尋ねたことがあります。
その答えは、
「どうして雨に濡れたくないの?」
でした。斬新な答えです。
確かに暑い夏の日の雨は濡れると気持ちが良いものです!

しかし!雨は濡れても良いけれど、日差しはしっかり避けるべき。その点は、オーストラリアの人も同じ認識です。
オーストラリアの紫外線は、日本の3〜5倍の紫外線の強さですし、オーストラリアでは、子供の時から、日焼け止め、帽子、サングラス、は必ず使うように言われます。そんなとき、日傘があれば、帽子より広範囲に日陰ができます!

よく、ケアンズの道を歩いているおばあちゃんが、あまりに暑い夏の日、雨傘を日傘がわりにさしているのを見かけます。でも、傘を持つ習慣がないだけに、オーストラリアは、傘の品質がとても悪いのです。
傘を持つ習慣がないので、傘のデザインをおしゃれにしたり、工夫することもありません。おばあちゃん達の日傘がわりの雨傘は、みんなおんなじ、黒くてちゃっちい(笑)傘です。

日本は、傘の作りがしっかりしていて、日傘は、紫外線防止ができる材質を使っているものも多いですよね。オーストラリアのおばあちゃんたちもきっと喜びます。

プレゼントにまつわる英語表現

それでは、プレゼントに関する英語表現をいくつかご紹介いたしますね。

-This is something for you. I hope you like it.
(これをどうぞ。気に入ってもらえるといいんだけど…)
-This is a present for you. I thought you might like it.
(これをどうぞ。気に入ってもらえるんじゃないかな、と思って…)

どちらの例文も似ていますが、コツは、日本語でよく使う「つまらないものですが」のような謙遜する表現を使わず、「気に入ってくれるかな、と思って」とストレートに表現することです。
そして、辞書で「おみやげ」を調べると、真っ先にsouvenirという単語が出てきますが、souvenirは、どこかに自分が旅に出かけた時に旅の思い出に買うおみやげなので、プレゼントをあげるときには使いません。

また、自分がプレゼントをもらった時は、

-Thank you very much!  May I open it?
(どうもありがとう!開けてもいい?)

のように答えます。
プレゼントをもらった時は、その場でプレゼントを開けて、プレゼントをもらった喜びをその場で伝えることが大切です。

プレゼントをあげたりもらったりすることを通じても、「日本らしさ」「オーストラリアらしさ」を感じることができますね!
オーストラリアにいらしたら、オーストラリアの意外なスグレモノも是非、見つけてみてくださいね。

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