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日常会話で頻出の助動詞の使い方

皆さんおなじみの助動詞ですが、100%使いこなしていると言うことができますか?
もし学校で習った助動詞だけを知っているのなら、助動詞を使いこなせているとは言えません。助動詞は日常会話に頻出で、絶対にマスターするべき用法がたくさんあります。
今回は覚えておくと便利な助動詞の使い方をマスターしましょう。

助動詞のおさらい

助動詞とはその名の通り動詞を助ける働きのある単語のことです。
助動詞の例を挙げると、can、should、mustなど様々ですね。助動詞の基本の形は主語+助動詞+動詞の原形です。必ず動詞の前に助動詞は置かれて、主役である動詞は原形となるのでした。

I can sing well. (僕は歌を上手に歌える。)
I could sing well. (僕は歌を上手に歌えた。)

特に難しいことはありませんよね。助動詞は英会話には必要で、使いこなせるようになると表現の幅も大きく広がります。
ここからは日常会話で使用される助動詞の使い方をマスターしましょう。

Can

Canは皆さんご存知の助動詞ですよね。学校では「~できる」という意味で習いました。あなたもその意味でよく使用していませんか?実はCanには「~できる」以外にも便利な使い方があるのです。

「~できる」というCanの用法はよく能力を表すと言われています。能力の他によく使用される用法が一般的な可能性です。
一般的な可能性は説明するのは難しいですが、和訳すれば「~する可能性がある、~が起こり得る」です。例文を見たら、理解しやすいと思うので早速見ていきましょう。

It cant not be possible. (可能なわけがない。)
It can rain hard in rainy season.
(梅雨の時期は雨が激しく降ることがある。)

どうでしょうか?少しニュアンスを理解することができましたか?もう少し簡単なニュアンスで言い換えると次のようにできます。

It sometimes rain hard in rainy season. (梅雨の時期は時々雨が激しく降る。)

「たまに、時々」を意味するsometimesを使用することで、canの可能性を表現することができます。「~することがあるよ」というのがcanの可能性のニュアンスですね。

You can get lost in the foreign country. (外国では道に迷うことがあるよ。)

では上記の例文を言い換えるとどうなるでしょうか?
ひっかからないでくださいね。ポイントは一般的な可能性、つまり誰にでも起こり得る可能性を表現しているということです。正解は次のようになります。

People often get lost in the foreign country.

ここではYouの代わりにPeopleが使用されますね。これで誰もが外国にいると道に迷う可能性があるというニュアンスを表現することができます。

Could

Couldを単にcanの過去形と考えてはいけません。Couldは日常会話で頻出の助動詞で、今回使い方を絶対にマスターしていただきたい助動詞の1つです。

まず1つ目の用法は「~のはずがない」です。これはcould notの形で使用されます。

How are you? (いい感じ?)
Yeah, I couldn’t be better!
(ああ、最高だよ!)

I coudn’t be betterを直訳すると「これ以上よくなれない」ですよね。「これ以上よくなれない」ということは「最高にいい状態」ということです。I couldn’t be better.はよく使用されるフレーズなので、このまま覚えましょう。

The twins couldn’t be more different.
 (その双子はこれ以上違うようになれない→その双子は超そっくり)

このcouldn’t be ~の用法は「最高に~」という状態を強調する用法ですね。

2つ目に覚えていただきたい用法が大げさな感じを表現する用法です。例文を見てみましょう。

I'm so starving. I could eat a cow now.
8腹ペコだよ。今なら牛1頭食べることができるな。)

実際に牛1頭食べることはできませんが、それほどお腹空いているということを強調するために使われます。

They are always talking.(彼女たちはいつも話しているよ。)
I suppose they could talk forever.
(永遠に話し続けることができるんじゃないかなあ。)

3つ目に覚えておきたい表現が提案を表すcouldです。「~できるんじゃないかなあ」というニュアンスを含みます。

I’m so bored. What are yo up to?(退屈だな。何してんの?)
Just chilling. I think we could hang out tonight. 
(何もしてないよ。今夜遊べると思うよ。)

Should

「~すべき」という意味が有名のShould。今回覚えて頂きたいのは、should have動詞の過去分詞形です。これは学校でも習うので、知っている方も多いかもしれません。
しかし使いこなせていますか?should have は使いこなせると、とても便利な表現なので今回でマスターしましょう。

I should have studied more.(もっと勉強するべきだった。)

この用法を一言で表すのなら、後悔を表す用法です。上記の例文も「もっと勉強するべきだった」という訳の裏には「勉強していなかった」という事実があります。

I shouldn't have dumped him. Now he is a millionaire!
(彼を振るべきじゃなかったわ。今では大金持ちだもの!)

今「彼を振るべきじゃなかった」と後悔していますね。実際には「彼を振ってしまった」という事実がこの表現から読み取ることができます。

should haveは簡単に使えて、便利な表現です。機会を作って使用してみてください。

Must

MustもまたCanやShouldと同様に助動詞の代表的な存在ですよね。そんなMustの意味は「~しなければいけない」ですが、ここでは違う用法を覚えていただきます。

今回覚えて頂く用法はMustの同情・気遣いを表現する用法です。形はMust be 形容詞です。早速、例文を見ていきましょう。

You must be tired.
(疲れているに違いないね。)

例文を見て分かるように、意味は「~に違いない」です。日常会話はもちろん、ビジネスシーンでもよく使用されます。

I haven't eaten anything today.(今日なにも食べていないよ。)
You must be hungry.(じゃあお腹空いているよね。)

他にも次のようなセリフがよく使用されます。

It must be cold outside.(外は寒いに違いないね。)

ちなみにですが、mustとhave toの違いはご存知でしょうか?
どちらも「~しなければいけない」という意味ですがニュアンスには違いがあります。mustはスピーカーが与える義務で、have toは与えられた義務です。

You must finish this essay.
(このエッセイを終えないといけませんよ。)
We have to finish this essay.
(僕たちはこのエッセイを終えないといけない。)

まとめ

まだまだ覚えておきたい助動詞の用法はたくさんあります。今回紹介したものは特に頻出なので絶対にマスターしてください。
助動詞は本当に便利なので、1度学びなおしてみる価値はありますよ。

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