日本人はよく謝りすぎと言われます。確かに他の国の人と比べると、謝る回数は多いかなと私も思います。
英語で謝罪を表現するフレーズと言えばI’m sorryですよね。でも他の謝罪表現はないのでしょうか?
今回はI’m sorry以外の謝罪表現を学びたいという方にピッタリの内容になっています。I’m sorryとは、今回でお別れしましょう。
I’m sorryは謝罪表現だけじゃない?
I’m sorry といえば「ごめんなさい」という意味ですよね。でも謝罪表現以外にもI’m sorryは使用されます。
今回あなたに覚えていただきたいI’m sorryの意味は、残念な知らせや訃報を聞いたときに使用されるものです。
I lost my job.(仕事がなくなったよ。) I'm sorry to hear that.(気の毒に)
このI’m sorryは日本語に訳しずらいのですが、敢えて訳すのならば「ご愁傷様」や「お気の毒に」などです。ベストな覚え方は、残念な知らせや不幸な知らせを聞いたときには、相手に同情を表現するためにI’m sorryと言うと覚えることです。
My dog died yesterday.(昨日、飼っていた犬が死んじゃったよ。) I'm sorry.(お気の毒に。)
このI’m sorryは非常によく使われます。しかしなかなかイメージすることができないと思います。一番簡単にイメージするためには、実際にネイティブが使用しているところを見ることです。
早速、下記の動画を見てみてください。動画は有名海外ドラマFriendsの1シーンで、レイチェルがボーイフレンドと別れたことを友人に伝えているシーンです。0:20秒から2人がレイチェルに対してI’m sorryと言っています。
https://www.youtube.com/watch?v=WAcsOfr94m4
さらに動画の1:50秒当たりでは男性のロスもまたレイチェルに対してI’m sorryと言っています。なんとなく理解できましたか?とりあえず残念そうな顔してI’m sorryと言うと今回覚えておきましょう。
海外ドラマや映画を見ていると何度も目にする表現です。次第に完璧なニュアンスというものが理解できるようになるので、焦らずじっくりと学んでいきましょう。
I’m sorry 以外の謝罪表現
ここからはI’m sorry 以外の謝罪表現を学んでいきましょう。軽い謝罪から心からの謝罪の仕方まで紹介するのでぜひ覚えてくださいね。
・My bad.
My badは軽い謝罪表現なので、もちろんインフォーマルです。日本語に訳すと「悪かった」なので、厳密に言うと謝ってはいませんね。
しかし間違いを認めているという点で、よく謝罪表現として使用されます。My faultも同じ意味で使用されます。
You are eating my chocolates! (私のチョコレート食べているじゃない!) Oh my bad.(悪かった。)
またメールで若者はSorryをsryと略して使うことがあります。これもインフォーマルなので使用時には注意が必要です。
・I’d like to apologize.
これはフォーマルな謝罪の仕方です。もしあなたが深刻な間違いをしてしまったのなら、I’d like to apologizeと言いましょう。これは友人や恋人、もしくは同僚などによく使われます。
I'd like to apologize for what I did yesterday. (昨日してしまったことについて謝りたい。)
apologizeの後にforをつけることで、より具体的な謝罪をすることができます。forの後ろに動詞が来るときはing形です。
I’d like to apologizeと言った後に、例えばI hope you can forgive me.「許してくれることを願っています」などを付けるといいですね。
・副詞を使う
I’m sorryに副詞をつけることで、謝罪を強調することができます。よくI’m sorryに使用されるのがTerriblyやReallyです。
I'm terribly sorry. I'm really sorry. (本当にごめんね。)
さらに英語で謝罪するときには、何に対して謝っているのかを具体的に示すことが重要です。I’m sorry for~とすることで具体的な謝罪をすることができます。
I'm sorry for being late. (遅れてすみません。)
加えて、もうこのようなことが起きないと言えば完璧です。It won’t happen again.を使用すればいいですね。ここまで見てきて分かるように効果的な謝罪の仕方は以下の通りになります。
具体的な謝罪→対策や許しを願うフレーズ
・I shuldn’t have~
日本語で謝罪するときには「~するべきではありませんでした」とよく言いますよね。英語でも使えます。この表現をしたいときにはI shouldn’t have~「~するべきではなかった」を使いましょう。
I shouldn't have done that. I'm so sorry. (そんなことするべきじゃありませんでした。ごめんなさい。)
逆に「~するべきだった」と言いたいときにはI should have~です。自分の言ったことや行動に後悔していることを表現する便利フレーズです。
・I regret to inform you that~
これはビジネスメールや文書でよく使用される表現です。regret to~で「~するのを後悔する」ですよね。だからI regret to inform you that~の意味は「残念ながら~ということをお伝えします」です。
I regret to inform you that you have not been selected for next interview. (残念ながら面接に通過されなかったことをお伝えいたします。)
会社単位で謝る場合にはIではなくWeが使用されます。ビジネスシーンでWeが登場すると「私ども、わが社」という意味になる場合が多いです。
・I didn’t mean to~
わざとミスをしたわけじゃない時は多々ありますよね。そんなときに「~するつもりはなかった」、「そんなつもりはなかったんだ」と弁解をすることは大切です。I didn’t mean to~はピッタリの表現です。
しかしビジネスなどのフォーマルな場面では、弁解が言い訳と捉えられる可能性があります。基本的にはカジュアルな間柄の相手に、フォーマルな場面では空気を読んで使用しましょう。
I'm sorry. I didn't mean to make you mad. (ごめんな。君を怒らせるつもりはなかったんだ。)
謝罪のバリエーションはさまざま
今回はさまざまな謝罪表現を紹介しました。軽い謝罪表現からビジネスシーンで使用できるものまで色々とありましたよね。
I’m sorryでもいいですが、たまには違った表現も使用してみましょう。特にビジネスシーンではI’m sorryは軽い謝罪と受け取られることが多いので、apologizeを使用するのが好ましいです。
今回紹介したもの以外にも、たくさん謝罪表現はあるので少しずつバリエーションを広げていってください。