突然ですがBe going toとWillの違いは説明できますか?I’m going to go to the cinema.とI’m going to the cinema.の違いは説明できますか?もし自信をもって説明できないのなら、今回の記事は必見の内容になっています。
中学校で習う現在形と未来形は基本中の基本の内容ですが、学校でじっくり深く習うことはありません。しかし基本中の基本だからこそ、深い理解をすることが必要なのです。今回は未来形と現在形の理解を深めて、より洗練した英語を使用できるようになりましょう。
まずは未来形のおさらい
中学校で習う英語の未来形のおさらいをまずしましょう。もうそんなことしなくてもいいよという方は、どんどん記事を読み進めてください。
私たちが習った未来形は主に2種類でしたよね。Be going toとWill。どちらも後ろには動詞の原形が来ます。
I'm going to cook. 料理をします。 I will let you know if I need your help.もし君の助けが必要になったら、声かけるね。
どちらも非常に便利な表現なので、実際の英会話でも多用している方はたくさんいらっしゃると思います。でもBe going toばかり使用していませんか?Willばかり使用していませんか?
実はBe going toとWillはどちらも未来の話題について話す時に使用されますが、微妙なニュアンスの違いがあるのです。そしてそのニュアンスの違いを理解して、使い分けることで、ごまかしではない本当にネイティブに近づいてた英語を話すことができるようになります。
しかし使い分けができていなくてもコミュニケーションは取れます。もしあなたがより洗練された英語を使用したいのならば、ぜひ最後まで読み進めてください。早速Be going toとWillの違いを見ていきましょう。
Be going toを使うのはどんな時?
Be going toは未来のことについて話すときに使用されます。そして未来のことと一括りにしても、細かく見ていくと主に3つのシチュエーションで使用されるのです。
1つ目がすでに計画された未来について話すときです。日本語の例文でまず見てみましょう。
「あっ、電話が鳴った。僕が電話に出るよ。」
これはすでに計画されてはいませんね。もしあなたが超人的な能力で電話が鳴ることを予測していたのなら別ですが、普通の方にはそんな能力がありません。では次の例文はどうでしょうか。
「牛乳はなくなっていたよね。後でスーパーに買いに行くよ」
これは計画された未来について述べていますよね。「牛乳がなくなっていた」という事実を踏まえて、スピーカーは「スーパーに買いに行く」と話しているのです。少しニュアンスの違いが分かったでしょうか?ここからは英語で見ていきます。
Jon:We don't have any butter. バターがないじゃん。 Tom:I know. I’m going to go and get some before we start to bake cookies.分かってるよ。クッキーを焼き始める前に、僕はバターを買いに行くさ。
Jonさんが「バターがない」と言いますが、Tomさんは焦りません。彼はバターがないことを知っていて、すでに購入しに行くことを決めていたのです。クッキー作りにはバターが欠かせないので、Tomさんはあらかじめバターを購入することを決めていました。だからBe going toが使用されているのです。
Be going toの2つ目の用法は何かが起きる根拠がある時です。例えば「今日雨降りそうだね」、これは根拠がありませんよね。しかし「天気予報で雨が降るって言っていたよ」、「雨粒が落ちてきたから、もうすぐ雨が降るね」の場合は根拠があります。大切なのは根拠が正しいのかどうかではなく、根拠があるということです。
I don't feel good. I think I'm going to vomit. 気分がよくないな。吐きそうだよ。
これは「気分がよくない」というしっかりとした根拠がありますね。だからBe going toが使用されています。
Be going toの3つ目の用法は、何かが今まさに起こりそうな時です。
Be careful! You are going to slip. 気を付けて!滑っちゃうよ。
まさに今話し相手が滑りそうな場面を想像することができますね。このように注意を促すときによくBe going toが使用されます。
Willを使うのはどんな時?
Be going toの用法を確認できたので、Willが使用される時は大体想像できると思います。Willが使用されるのはBe going toが使用されない時です。
1つ目のWillの用法は、今決めた未来について話すときです。例えば電話が鳴った時にいうI’ll get it.は、その場での決断ですよね。
2つ目のWillの用法は未来のことを予測するときです。つまり根拠がありません。例文を見てみましょう。
I think Japan will win the World Cup. 日本はワールドカップで勝つと思うよ。
この文章には特に根拠はありませんよね。根拠がないうえで未来のことについて話しているのでWillが使用されています。
3つ目の用法は約束や申し出をするときです。これは例文を見た方が理解は早くできるので、早速見ていきましょう。
I'll take you home if you’d like. もしよかったら家まで送るよ I promise I'll show you my new car next time. 次の機会に新しい車見せるって約束するよ。
どちらの例文も約束や申し出をしていますよね。
4つ目の用法はこれまでのものと少し違います。誰かが何かするのを断った時、Won’tが使用されるのです。
I told her to clean the room, but she won’t do it. 彼女に部屋を掃除するように言ったけど、彼女はしないさ。 He won't listen to anything I say. 彼は私の言うことは全く聞かない。
どれもある行動を拒否していますよね。
未来形と現在形はどうやって使い分ける?
最後に見るのは未来のことについて表す現在形です。よく見るのが
I'm going to the cinema tonight. 今夜映画見るよ I'm playing soccer tomorrow. 明日サッカーするんだ。
ですよね。
これは現在同士の進行形ですが未来のことについて話しています。実は未来の計画や予定について話すときは、現在進行を使用するのができるのです。
もう1つ現在形が未来のことについて話すときは、予定されていることについて話すときです。
I have a lesson in next Monday. 次の月曜日に授業があるんだ。 The bus arrives at 1:00 in the afternoon. バスは午後の1時に到着するよ。 It's her birthday tomorrow. 明日は彼女の誕生日だ。
どの例文もすでに決められていることについて話していますよね。だから現在形で未来のことを表すことができるのです。
使い分けは難しくない!
今回学んだことを使い分けるのは難しくありません。今まで理論づけて使い分けしていなかったけど、自然と使い分けていたという方も多いのではないでしょうか?たくさん英文に触れることでなんとなく使い分けは出来るようになります。ぜひ今回学んだことは使い分けできるようになってください。