皆さんの周りには英語を喋ることができる人はいますか?私は英語が堪能な人を数名知っています。彼らは帰国子女やハーフではありませんが、流暢な英語を喋っていました。今回は英語を喋ることができるようになる日本人の共通点を紹介します。
英語を喋ることができるってどういうこと?
英語を喋ることができるという定義は人にとって様々だと思います。ここでは英語を喋ることができる人々=英語を使って自分の意見を述べることができる、英語を使ってコミュニケーションを取ることができる人々としたいと思います。
つまりネイティブのような発音は必要ありません。コミュニケーションをとるためにはある程度の発音は必要ですが、完璧なものは必要ありません。このように定義すると意外と英語を喋ることができる人々の割合は増えるのではないでしょうか?
今回は英語を喋ることができる日本人の共通点を紹介しますが、何も特別なことはありません。誰もが今すぐ行えるものばかりなのです。そもそも英語は言語です。小さな子供も喋ることができる簡単なものなので、特別な才能など必要ありません。今回紹介する共通点を意識するだけで英語を喋ることができるスピードはぐっと早くなるのでぜひ参考にしてみてください。
6つの共通点
完璧主義じゃない
言語学習を行う上で完璧主義者になることで得られるメリットはあまりありません。特に日本人は完璧を目指す方が多いです。
例えば、英語を喋るのが恥ずかしいという思いは、英語をネイティブのような発音で喋ることができないと恥ずかしい、間違った文法で喋ってしまったら恥ずかしいなどから来ています。そしてそのまま喋る機会を失っていく…。
これではいつまでたっても英語は上達しませんよね。英語学習をする上でまず始めることは完璧主義を捨てるということです。最初から完璧な英語を喋ることができる人々はいません。何度もミスを繰り返して、恥ずかしい思いをして上達していきます。
もしあなたが完璧な英語を目指しているのならば、目標を変更するべきです。まずはコミュニケーションが取れるようになることを目標にしましょう。それから少しずつ、自信をつけながら完璧な英語を目指せばいいです。
根拠のない自信家
私を含め、英語を喋ることができる方は自信家が多いです。私は英語とスペイン語を喋ることができるトリリンガルと言っていますが、特別な資格を持っているというわけではありませんし、根拠があるというわけでもありません。極端な言い方をすれば、自称トリリンガルなのです。かなりの自信家ですよね。
私は英語学習を始めた当初から英語を喋ることができるようになるという変な自信がありました。しかし語学学習を行う際には自信家になることは大切です。少し嘘みたいな感じになりますが、英語が喋れると思いこむだけで英語が上達します。
自信がない人は英語を喋る時にぼそぼそと喋ってしまいますが、それではいくら英語のスキルがあっても流暢な英語には聞こえません。下手な英語でも胸を張ってはっきりと喋った方が魅力的になります。
私の妻が日本に来た時、私の友人2人と何度か遊びました。1人はオンライン英会話をずっと受講していたのですが、自信がないためぼそぼそと喋ってしまう。一方、もう1人の友人は英語学習をしていたのではないですが、自信満々に中学校、高校で培った英語で彼女とコミュニケーションを取っていました。結果、妻は英語学習していない友人の方が流暢な英語を喋ると思ったのでした。
極端な話、あなたが英語を喋ることができると思えば、あなたは英語を喋ることができるのです。他人が決めることではありません。だから自信をもって英語を喋るようにしましょう。
図々しい
言語学習をする際には図々しくなりましょう。オンライン英会話講師が言ったことが理解できなかった時、ちゃんと聞き返していますか?自分が行いたいレッスンのリクエストをしていますか?言語学習をしている時は、図々しくならないといけません。
特にオンライン英会話ではそうです。あなたはお金を支払って講師の時間を購入しているので、レッスンはフル活用するべきです。私がオンライン英会話をしていたときは、いつもその日のラストコマを予約していました。その理由は1つ。最後のレッスンを受講すると、運が良ければ少しだけレッスン時間が長くなるからです。我ながらかなり図々しいですよね。
私のようになる必要はありませんが、最低でも講師の言ったことの意味が分からなければ聞き返すようにはしましょう。分からないということは上達の可能性が大いにあることです。すでに知っている単語、すでに聞き取れる単語から学ぶことはほとんどありません。知らないことからこそ学ばなければいけないのです。
発音学習を怠っていない
リスニングやリーディング、スピーキング学習はしっかりとやっているのに発音学習を怠っているという人は多いです。私の考えから言うと、まずは発音をしっかりと学ぶことが大切です。
ネイティブのような英語を話すことを目標にする必要はない、と述べました。しかしそれは発音学習をしなくていいというわけではありません。日本語と英語の音は全く違うもので円滑なコミュニケーションを取るためにはある程度の発音は必要です。私は1か月、集中して発音学習を行いました。
発音が自然と良くなるということはありません。学習を行い、どういう風に口や舌を動かすことで正しい音が出るのかと理解することで発音はよくなります。幸いにも今はYouTube上に発音に関する動画が多数あります。それらを利用して、効率的に学習することが英語を喋ることができるようになる近道です。
英語勉強をしない
英語を勉強という感覚で行っても長続きはしません。英語は楽しいものだと思うことが重要です。そのため英語を喋ることができる人で、文法学習に重点を置いている人はあまりいません。やはり文法というと苦しくて辛い勉強というイメージが強いので、文法学習を長期間している人というのはあまり見かけたことはないです。
もちろんある程度の文法レベルは必要です。しかし高校卒業レベルの文法を身につけたら、そこからは文法学習に重点を置くよりも、海外ドラマや映画を観たりした方が効率がいいように思います。英語を学ぶことで得られる最大のメリットは世界が広がるということです。これまでに知ることがなかった価値観や文化などを知ることは純粋に楽しいものです。
英語=勉強ではなく、英語=楽しいと思えることが重要です。楽しいことは自発的に行いたくなりますし、自然と長続きしますよね。あなたが楽しめることで英語学習を行いましょう。
快適なゾーンから抜け出す
英語が喋れる人々の多くはストイックです。英語学習を長い期間行うという面でもストイックですが、何より快適なゾーンから抜け出すという面でストイックです。英語を話さなければいけない状況に自身を置くことは、辛いです。しかし恥ずかしい思いをする、辛い思いをする状況こそが、語学上達のためには最高の環境なのです。
英語喋ることできそう?
今回紹介した6つのポイントは心がけ次第なので誰でもできますよね。これらのポイントを心がけるだけで、英語学習が楽しいものになるだけではなく、上達するスピードも上がります。ぜひ今日から英語学習に対する姿勢を変えてみてください。