食べ物について英語で語る言葉、どのくらい思い付きますか? 「美味しい!」だけでは表しきれないとき、より的確な表現で表現したいとき、ありますよね。味や食べ物について語る言葉を増やして、食卓の会話を盛り上げましょう。
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■美味しい!
「美味しい!」というときによく使われる表現は、こんな感じでしょうか?
・Tastes great!
・It’s wonderful!
・Delicious!
・Amazing!
このような「美味しい!」のひと言だけでも、感情のこもった声と表情で気持ちは十分伝わるはずです。でも、いつもそればかりでは芸がありませんね。
風味や状態について描写する言葉を知っていれば、もっと臨場感のある会話が出来ます。
この記事でいくつかご紹介しますね。
ところで、「美味しい」と言いたいとき、次のような愛嬌ある表現もありますよ。
・mouth-watering(ヨダレが出そうな) ・finger-licking(指先を舐めたくなりそうな)
早く話題を先に進めましょうね。I’m hungry / starving / ravenous / gluttonous!
(お腹が空いた/お腹がペコペコ/飢え切っています/大食いの食いしん坊なのです!)
■果物や野菜を形容する言葉
fresh vegetables「フレッシュな野菜」やsweet fruits「甘い果物」はすぐに思い浮かぶでしょう。もう少し描 写を深める表現を使ってみましょう。
tangy(ツンと風味の強い)
・Tangy tomatoes straight from the farm go well with aromatic basil. (畑から採りたてのトマトは風味が強いので、香り高いバジルによく合う。)
ripe (熟して食べごろの状態になったもの)
・Ripe pineapples. (熟して食べごろになったパイナップル) ・Peaches are very ripe and full of flavor. (桃が完熟して、素晴らしい香りを放っています。)
Soft spots(押されて柔らかくなった部分)がある桃は、煮てピュレ(ピュレ(purée)を作ってみてはいかがでしょう?
plump (丸い果物が熟れてふっくらしている様子)
・Plump berries and plums. If they are odd-sized or crushed, use them to make jams. (ふっくらと熟したベリーにプラム。大きさが不揃いだったり、潰れたりしているものはジャムにしてしまいましょう。)
pungent(ピリっとまたはツンと来るような香り)
・Pungent smell of fresh bell peppers. (新鮮なピーマンのピリッとした風味)
ピリッとするのは味だけでばありません。言葉が「辛辣な」という意味にも使われます。
・Pungent criticism. (辛辣な批評)
succulent (ジューシーで、みずみずしい様子)
ステーキや果物などについて使います。
ちなみに、サボテンなど、葉の内側に水分を蓄えた多肉植物はsucculent plantsと言います。
・Succulent water melon is a joyful treat after swimming in mid-summer. (真夏に泳いだ後に食べるみずみずしいスイカは嬉しいものです。)
■パンやお菓子などについて語る言葉
焼きたてのパンというときは、野菜や果物などと同じように「fresh」を使います。
・Fresh bread(焼き立てのパン)
・Crusty bread(焼き立てで皮がパリパリのパン)
・Fluffy pancakes(フワフワのパンケーキ)
・I am a chocolate fancier. (チョコレートに目がないのです。) ・I have a sweet tooth. (私は甘党なのです。)
「dainty」
上品で繊細な食べ物や美味しいものをDainty dish / Daintiesといいます。
・Dainty dishes for an Easter celebration. (イースターのお祝いのための美味しい食べ物)
「nibble」はかじる、少しずつ食べるという動詞ですね。虫が少しずつ葉っぱをかじるようなときも使われますが、名詞にすると「ひとかじり」や「おつまみ」という意味になります。
・Baby had a nibble at a biscuit. (赤ちゃんがビスケットをひとかじりした。) ・ Some nibbles will be served at the concert. (コンサートでは、ちょっとした軽食も用意しています。)
■風味(flavour)と状態(texture)について語る言葉や表現、もっと挙げてみましょう。
crunchy
・Use of granulated sugar will contribute the cookies to be crunchy. (クッキーにグラニュー糖を使うと、カリカリした食感が出せます。)
flaky(ホロホロと崩れるように柔らかい)
・Her shortbread is so scrumptious; buttery and flaky. (彼女のショートブレッドクッキーは、バターの風味とホロホロした食感がとっても美味しい。)
robust(しっかりして、コクのある)
・Sesame oil has a robust aroma, so use it just sparingly. It is very potent. (ごま油は風味が強いから、使うときは少なめで大丈夫。それでも十分効果がありますよ。)
refreshing(新鮮な、リフレッシュする)
・Try to blend a lot of fresh mint into the lemonade. It will be super refreshing. (レモネードにたっぷりのミントを入れてみてください。ものすごくサッパリしますよ。)
luscious(香りが良くて美味しそうな)
・Fresh raspberries and mangoes will be a luscious combination for fruit tart. (フレッシュなラズベリーとマンゴーは、フルーツタルトにしたら素晴らしい組み合わせになりますよ。)
tantalizing(たまらなくそそられる)
・What a tantalizing smell of roasted beef coming from your kitchen! (あなたのキッチンから漂ってくるローストビーフの香り、たまらないですね!)
食に関する会話集、まだまだありますよ。
・Rich ice cream perfects the dinner. (濃厚なアイスクリームのデザートが、ディナーの締めくくりにピッタリですね。) ・The crispy sunflower seeds are a nice / pleasant addition to the salad. (カリカリのヒマワリの種をサラダに加えたのは正解ですね。) ・The local market was full of exotic spices and aromatic herbs (地元のマーケットは、エキゾチックなスパイスとハーブの香りに満ちていた。) ・I don’t like bread pudding that soggy bread. (ブレッドプディングの、あのふやけたパンが好きじゃないのよね。) ・See, this cake is still gooey inside. (見て、このケーキは中がまだ生焼けだわ。) ・This is a bit overdo. (ちょっと火を通し過ぎ/やり過ぎですね。) ・Tell me your preferred degree of doneness . (好みの焼き加減を言ってください。) ・The classic recipes that are homey and comforting. (家庭的で落ち着く伝統の味のレシピの数々。) ・These foods take me back to my childhood. (これらを食べると、子供の頃を思い出します。) ・The herb with a distinctive /strong flavor. (個性的な/強い風味のハーブ。)
互いに引き立てあうもの、付け合せのことをcomplementまたはaccompanimentと言います。
・Flavors of cardamom and coconut milk complement each other perfectly for this rice. (このライスは、カルダモンとココナツミルクの風味が互いにうまく引き立てあっていますね。) ・Pickled gherkins are an ideal accompaniment to hamburgers! (ハンバーガーには、キュウリのピクルスがないとね!) ・Enjoy his imaginative pasta. (彼の独創的なパスタをお楽しみください。)
■見た目について
盛り付けは「 presentation」と言います。料理は見た目も大事ですよね。
Nice presentation.(素敵な盛り付けですね。)
elegant(エレガントな)
sophisticated(洗練された)
appealing(目を引く)
・This is a treat for the taste buds as well as the eyes. (これは、舌だけでなく目にもごちそうだね。) 「taste buds」とは、味蕾(舌の上にある、味覚を感じる器官)のこと。味について語るとき、「舌が喜ぶ」のような表現をするときによく出て来ます。 ・Supreme quality of chocolates satisfy my taste buds (最高級のチョコレートに舌が満足する。)
Sumptuous
・Dinner served at the opening ceremony was sumptuous. (オープニングセレモニーで饗された夕食はたいそう豪勢なものだった。)
■一人で簡単に食事を済ませたいときは、single-dish dinner(一品料理のディナー)もいいですね。
残り物(leftover)を集めて済ませる食事も悪くないけれど、shriveled olives and stale feta(しなびてシワの寄ったオリーブに、古びたフェタチーズ)、おまけに、lettuce is wilted(レタスはしなびている)ようでは、ちょっと侘しいでしょうか。Lettuce is supposed to be crisp.(レタスはパリパリしていないとね。)
サラダがうまくいかないなら、せめて肉でも焼いてtender steak(柔らかいステーキ)でも楽しもうか。
・The meat was fresh but by now became rancid and inedible. (せっかく新しい肉だったのに、臭いが出て、食べられなくなってしまった。)
気を取り直して、タイ料理でも作ろうかと思ったのだけど、
・This canned coconut milk seems adulterated. (この缶入りココナツミルクは混ぜ物がしてあるようだね。)
・Well-browned toast got cold now and the cheese inside got rubbery. (いい色に焼けたトーストももう冷めてしまって、中のチーズはゴムのようになってしまった。)
・Let’s put the idea of cooking by myself aside. Now I have a craving for pizza! (自分で料理を作るのは、また今度ということにしよう。今は何だかピザが食べたくてたまらなくなってきた!)
■Was your appetite fully satisfied? (食欲はもうすっかり満たされましたか?)
食べ物の微妙な風味や食感を、感じた通りに表現出来るようになると、お腹だけでなく気持ちも満たされるはずですよ。